
Man Ray
マン・レイ
マン・レイは本名をエマニュエル・ラドニツキーといい、1890年フィラデルフィアに生まれたユダヤ系アメリカ人です。
最初は画家として活動していましたが、マルセル・デュシャンらダダイストに出会ったことで影響を受け、1921年パリに渡ってから本格的に写真の撮影を始めました。
彼はレイヨグラフ、ソラリゼーションなど、さまざまな技法を駆使して創作活動を行いました。右の作品は、実はカメラもレンズも使うことなく制作されています。その意味では厳密には「プリント」と呼べるものではありません。
この作品は、印画紙を裸の電球の光にさらすことによって作られました。そのとき、電球の下を物体でさえぎり、印画紙に影を投影させます。最も黒い部分が、最も長く光を浴びた部分というわけです。マン・レイは少なくとも3回印画紙を露出させることによってこの作品を制作しました。つまり、2人の頭、手、2つの長方形の物体です。
こうした作品の創作はまた、マン・レイにとって楽しいものでした。最終的にどのような画像に仕上がるかは誰にも予想できません。芸術を崇高な種類の遊びと捉えていたマン・レイにとって、このような技術は完璧なものだったのです。
マン・レイ / キュレーターおすすめの写真集
有名なレイヨグラフ、ソラリゼーション以外にもさまざまな技法を駆使した作品が見られる写真集。ダリ、マティス、ピカソなどの著名人のポートレート、女性のヌードなどの代表作も豊富です。
マン・レイのことば・名言集
- もちろん、技術的なことにしか目を向けない人は常に存在していて、彼らは「どうやって」と尋ねる。一方、より好奇心の強い人はこう訊くだろう、「なぜ」と。個人的には、私はインフォメーションよりもインスピレーションを好む。
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